血栓の心配なく使用可能なアフターピル

避妊用のピルというものは、卵胞ホルモンや黄体ホルモンといった、女性ホルモンと同様のはたらきをするような物質を合成して、これを錠剤に含ませたものとなっています。このような女性ホルモンのはたらきをする物質には、さまざまな副作用がみられることがあります。
副作用のなかでも特に多いのが、吐き気や頭痛、腹痛といったものですが、これは連続して使用をするなかで、からだのほうに慣れが出てくるため、しだいになくなっていくものとされています。むしろピルの副作用として気をつけなければならないのが、血栓症といって、血液が血管のなかでかたまりになってしまい、そこから先は血液が流れなくなってしまうという症状のほうです。
血栓症については、タバコをひんぱんに吸っている女性や、年齢的に中年以降の女性については、確率的にみると一般的な女性よりもリスクがあるため、ピルの服用の際には注意しなければならないことです。通常は処方時の医師による問診でも、タバコを吸っているかどうか、吸っているとすれば1日あたりどの程度の本数を吸っているのかなどといった項目を確認されるのがふつうであり、場合によっては問診の段階で処方を断られてしまうこともないわけではありません。
ところで、同じピルとはいっても、避妊に失敗したときに緊急で服用するアフターピルについては、やや事情が異なります。アフターピルは、緊急に避妊をしたいときに1回だけ、または24時間おきに1回で合計2回という服用が一般的となっています。そのため、計画的に服用することで効果を発揮させるピルとは違い、何度も服用するということがありませんので、血栓症の心配なく服用することが可能なのです。