胃痛や子宮腺筋症治療薬とアフターピル

子宮腺筋症とは、子宮筋層に子宮内膜組織が増殖する病気で、子宮内膜組織は排卵後に剥がれ落ち、血液と一緒に体外に排出されて生理が起こりますが、子宮腺筋症の場合には、排出するための出口がないため、古い内膜組織や血液が溜まっていき、胃痛、生理痛や過多月経を引き起こします。この症状が長期間続き進行すると、月経時意外でも痛みが発生したり、不妊症につながることもあります。そうならないためにも、早期の治療が必要になります。
子宮腺筋症の治療には、経口避妊薬が使用されています。経口避妊薬には、低用量ピルや中用量、アフターピルなどいろいろな種類がありますが、子宮腺筋症には、低用量や中用量のピルを用いて、長い時間をかけて女性ホルモンのバランスを安定させていく必要があります。
緊急避妊薬として使用されているアフタープルにも、女性ホルモンが含まれていますが、他のピルとは違って避妊を目的としたピルなので、思うような効果は得られません。またアフターピルは、子宮内膜組織を無理矢理剥がして妊娠を阻止する働きがあるため、子宮腺筋症の症状を改善することはできません。

最近、欧米や日本などの先進国では、子宮腺筋症や子宮内膜症で悩んでいる女性が増加しています。
どちらも激しい月経痛や腰痛を引き起こすだけでなく、不妊症の原因にもなります。また進行していく病気のため、知らない間に悪化してしまい、毎日耐え難い痛みに悩まされる場合もあります。
放置すると悪化する子宮腺筋症ですが、ほとんどの女性は婦人科を訪れることなく、市販薬の鎮痛剤などを飲んで痛みを抑えています。ただこのような状態を何年間も続けていくと、症状は悪化し、不妊症なる可能性も高まるので、婦人科で診察してもらうことをおすすめします。