少量の水で飲むだけのアフターピル

避妊を成立させるための方法というのは、昔からさまざまに考えられてきましたが、たとえば子宮のなかに器具を入れるという方法であれば、数年は継続してその効果を発揮するといわれています。これは、避妊に失敗してしまったときに、緊急に避妊したいという場合であっても有効な方法で、その場合には、特に銅を付加した特別製のものが用いられるのがふつうです。この子宮に器具を入れるという方法の難点としては、価格的に高額であることに加えて、産婦人科にいるような専門医でなければ扱うことができず、個人で気軽に処置するということができないことが挙げられます。
いっぽう、緊急避妊の方法としては、そのほかにもアフターピルとよばれる錠剤が開発されていますので、こちらを選択するというのもおすすめです。アフターピルは、黄体ホルモンのような女性ホルモンが主成分となっているもので、緊急時に1回だけ、指定された数量を医師から処方されることになります。使用方法はとてもかんたんで、コップ1杯のごく少量の水で、そのまま口から飲み込むだけでよいのです。
アフターピルとして専用に製造された医薬品であれば、この1回だけで効果を発揮し、緊急避妊が成立します。場合によってはふつうの避妊用のピルをアフターピルとして転用することもありますが、その場合には、1回目をまず服用したあとで、その24時間後に2回目を服用するというかたちになります。この場合についても、やはり少量の水があれば服用可能というところは共通していますので、それほどわずらわしい思いをしなくてもすみます。ただし、どちらの場合であっても、国内では産婦人科などに行かなければ、通常は処方してもらえるところがありません。